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不在

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面白くないのがそもそも普通なのに普通の人が無理に面白くなろうとするとろくなことにならない。

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自分はなんてつまらない人間なのかと最近よく感じる。でもそもそも何の取り柄もないただの一般人がそんなに面白いわけないのが普通であって、面白い人がいるのをいくらでも目の当たりにできてしまうネット時代が凡人にとって不幸なのかしらとも思う。

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しかし面白い人間になったら、今は動画だの有料記事だので小銭ぐらいは稼げる時代かもしれない。小銭ぐらい稼げる面白い人間になるには小銭に見合わない努力が必要そうではある。

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もう少し食わず嫌いせずに読まないといけないとも思うが……。残りの人生が長いでもなし食指の動くものだけ読んでいて何の問題があるのかという気もする。興味の広い人間の方が面白いとはされるだろうが、これから社会や読書界に羽ばたくでもなし、今さら面白い人間になったところでどうするのか。

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文具女子博の予算はまあ五千円と決めていて、厳選すれば守れるだろうと思っていたが、当然守れなかった。五千円は超えてしまったけれども、だいたい、まあ、収まっただろう、これぐらいには……と頭の中で暗算した数字からも離れた額をレジで告げられ、内心「あらっ参ったねこりゃ」と思ったが顔色を変えずに(どうだろう)「クレジットカードでお願いします」と告げた。(現金が足りなかったので)

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自分自身がじめじめ、うじうじした人間だから、他人の書いた文章でまでそんなものを読みたくないという気持ちが今は強いのだと思う。

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人間ある程度の年齢になったらパートナーがいて、場合によっては子供がいて、という状況を仮に「普通」とすると、普通は言い過ぎだとしてもまあ多数派とすると、私は少数派なのでそういう話には実感のこもった興味はなく従ってそういう多数派の人生についての読み物にも大して興味は持てないのだが、では少数派に目を移してみるとどうも自虐文学というか、「こんなに冴えない私/僕ですが……」という立ち位置から始まっている読み物が多い気がして個人的にはそういうのもいい加減いいかなあというか、なんかもうちょっと他にないのかなあと思うのだった。実は探せばあるのであって、探していないだけかもしれない。

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書籍を貯め込んでいる以上、モノを減らす生活は到底無理だが、移動する際は荷物が軽いに越したことはないと痛感したので持ち物を減らしたり軽くしたりできないか考え始めた。

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「ねむねむ、げきねむ、エミネム」などと一人で笑っていると夜はあっという間に過ぎ、眠いのに今夜も早寝をしそびれる。

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アナログの日記が今のところ継続できているものの、ブログを開設して清書するような気にもならず、ただ書いているだけで、何の意味もない気もする。

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お夜食にプリングルスを食べるという罪。

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ねむすぽ。

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やっぱり叙情的なのが好きなんだよなー。

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夜中にヒョンヒョロのうさぎの顔を見てしまって怖い。

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ちゃんと、面白かったSFの話もすると……藤子・F・不二雄特集の時に買ったSFマガジンに載っていた、グレッグ・ベアの「タンジェント」とレイ・ネイラーの「ムアッリム」は面白かったし、「タンジェント」は好きだった。グレッグ・ベアといえば『ブラッド・ミュージック』は終わりが本当に好きだった……。

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私も大人になったので、涼宮ハルヒさんのことは許している。

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今思うと、私は昔から「自分勝手で周りの人を振り回すヒロイン」が燃やしたいぐらい大嫌いなので、それも悪かったのかもしれない。記憶違いでなければ、ヒロインがそういう感じのキャラだった気がするんだよな……。

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SFマニアの人がこの文章を読むこともないかと思うので、書いてしまうと、高校生ぐらいだかの私にSFへの苦手意識を植えつけた、私には面白くなかった名作SF小説は『リングワールド』だった。これがハードSFの名作なら、ハードSFは合わないからもういいやと当時思った。

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それで早川書房が悪いわけじゃないけれども、今は早川書房なんていうと堂々と百合SF! と押し出したりしていて、はあそうですかという感じで、私はそういうノリはもう無理になってしまったので、そうですかという感じしかない。

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この話は多分前にも書いたが、SFは昔、古典的名作とされる小説をハヤカワ文庫で読んだら全然面白くなくて、出てくる女キャラがバカみたいでいらいらしたし、それ以来心の底にSFそのものに対する苦手意識が生じてしまった。今はどうだが知らないがどうせ同じじゃないかと思うが、SFだと『夏への扉』が面白かったですなんて言ったら失笑されそうだし。しかし今読んだらどう思うかなあ。