不在
2023-03-25
しかし難しさはともかく、『ロジャー・アクロイドはなぜ殺される?』で指摘されている「シェパードはいつ、どうやってディクタフォンにアクロイドの声を録音したのか?」(ポアロの推理の根幹をなす部分が不確かである)と「シェパードは実は最終章においてはっきりと自白していない」(従って、シェパードは本来は殺人犯でなく、妄想の推理に囚われたポアロへの皮肉として曖昧な書き方をしたのだ、という読みが可能になってしまう)という二つの問題はわかりやすく納得できるポイントだった。バイヤールのポアロ批判/独自推理は極端としても、確かにポアロの推理は危ういんだな……。もし、ディクタフォン=物証が見つからなかったらシェパードを有罪にするのは難しいんじゃないだろうか?畳む
2023-03-25
2023-03-24
2023-03-24
2023-03-24
2023-03-24
2023-03-24
2023-03-24
2023-03-23
私が読んだ中では評論よりむしろ、レムの『完全な真空』『虚数』、エーコ『ウンベルト・エーコの文体練習』、またフランスの文学集団ウリポによる言語遊戯のような創作作品が近い気がするし、これらが好きな人は楽しめるんじゃないかと思う。もちろん事前に『アクロイド殺し』は読んでおいた方がいいが。
2023-03-23
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