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不在

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インターネットばかりやって、インターネットにばかり書いていると、言葉がどんどん貧しくなっていくように感じられてアナログの日記をつけ始めたのだった。書けば書くほど自分の中の言葉が痩せ細っていく感じがする。それが嫌になった。
反面、例えば親しい人とのLINEなんかでは、そしてまた今はやめてしまったがTRPGのテキストセッションなんかでは、言葉の厳密性にそこまでこだわったりしない。自分の中では「話し言葉はOK」という基準があるのだろう。そこが自分の感性の限界と言えば限界なのか。あまり敏感な人は生きるのが大変そうなので、これでいいと思っているが、詩人の才能はないかもしれない。

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今の時代は人間が人間らしく扱われない時代だと思っていたが、考えてみたら、人類史の大部分において人類の大部分は「人間らしく」扱われてはいなかった(太古の昔においてはそもそも人間らしさについて考察する余裕がなかったろう)。だから今の時代も我慢しろということにはならないが、人類も少しずつ進歩していると言えるのだろうか。

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国書刊行会の本を買う代わりに買い求めた『せきれい』だったが、主人公(恐らく作者自身)が国書刊行会の「文学の冒険」シリーズの一冊を読むくだりがあり、その偶然に驚いた。

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『せきれい』をちびりちびりと読む。ただ老作家の日記を読んでいるような不思議な小説。ご近所さんに花を贈られたり食べ物を贈ったりする。いただきものを夫婦で「おいしい、おいしい」と言って食べる。ピアノのおけいこをする妻は「せきれい」に手こずっている。同じ話題が何度も出てくるし、主人公と妻は同じようなやりとりを何度も何度もする。でも生活ってそういうものだよなあと思う。普通の人がよく見ないで通り過ぎてしまうような光景をしっかりと見て、捉えて、掬い上げられるのが作家なのだろう。

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本好きとは本屋に行ったついでに本屋に行ってその帰りに本屋に寄ったりする生き物である。

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元日の朝から国書刊行会の記念小冊子のために遠くの本屋まで出かける覚悟を決めていた。(実際のコミケには行かなかったが)気分はコミケ延長戦、その用事を済ませないことには自分の2022年が終わらないようで落ち着かなかった。そして拍子抜けするぐらいあっさりと小冊子を手に入れることができたので無事に私の2023年が始まった。
同時に、国書刊行会謹製四六判カバーのためにフェア対象書籍も買う予定だったが、どうしても欲しい本がなく、今は節約したいし、また別の書店で別のフェア対象書籍を見かけることもあろうと今回はやめておいた。とはいえ本屋への義理立てがあり、小冊子だけもらって何も買わないわけにはいかない。三十分ぐらい店内をうろつき回ったあげく、小学館P+D BOOKSという安いレーベルを買ってみた。そういうわけで新年の読み初めは庄野潤三『せきれい』となった。

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アナログの日記をつけ始めたのでここに書くことが減ってしまった。

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無線ヘッドホンというか、ワイヤレスヘッドホンと呼ぶのが当たり前なのだから、有線ヘッドホンもワイヤードヘッドホンと呼んだらなんだかかえってサイバーパンクでかっこいい気がする。英語圏の人には何も面白くないだろうが……。

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有線イヤホンはバッテリー切れしないところがよい(なんだか本末転倒みたいな話)。
では有線ヘッドホンもバッテリー切れしないところがよいのかというと、無線ヘッドホンは積めるバッテリーがイヤホンより大きいからか再生時間がだいぶ長い、つまり再生時間で困ることはあまりない。ヘビーユーザーはヘッドホンでも困るのだろうか。

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音楽といえば、最近はなんとなくジャズを聞きたくなって、音楽プレイヤーになぜか入っていた「Night at the Village Vanguard」を流したらだいぶ気に入ってそればかりかけている。

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どうも手持ちのWF-1000XM4が、最近話題になっていたという(?)片方バッテリー減りすぎ問題に該当しそうで、修理に出さないといけない予感だ。こんなこともあろうかと有線イヤホンを処分しなくてよかった。ただLightning→イヤホンのアダプタを買わなければいけない。どうもリコールになってもいいレベルの不具合らしく、保証期間が切れていても無償修理になる人が多いらしいが、もし有償修理と言われたらよりノイキャンが強力なBOSEのイヤホンに買い替えようかな……(そんなお金はない)。

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急場しのぎに古いSDカードをフォーマットして使おうと中身を確認したら昔飼っていた犬の写真が入っていて、息を呑んだ。

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憧れの富士フイルムといえば写ルンですを買ってみてもいいのではと思って調べると、1700円もしていた……。

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プラチナのプレジールもメタリックボディがピカピカ安っちいのだが、たまに出る限定モデルがつや消し仕様になっていてなかなかいい感じなのだ。そしてプレジールは激安万年筆のプレピーと首軸のパーツが共通なので、色の取り合わせにこだわらなければ「プレピーの高級外装」として使い回せる。万年筆らしい見た目がかっこいい。

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ちょいと安万年筆が欲しくなり、パイロットのライティブをほとんど買うつもりで文具屋に行ったのだが、実物を見るとペカペカして安っぽい(実際に安いのだが)、ペカペカしてないマットブラックは地味すぎる、透明軸も好きじゃない、と「うーん」な感じで買わずに帰ってきた。書き心地は悪くなさそうだった。いつの間にか出ていた色彩雫のカートリッジの「冬将軍」あたりを入れて運用したかったのだけども。こうして書いているとやはり買ってもよかったかと思われる。しかし自分は意外と万年筆らしい見た目を重視しているとわかった。

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どうも気持ちが浮ついてよくない。

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最近はノエル・キャロルの『批評について』と『ホラーの哲学』を少しずつ読み進めている。

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ハイネックが流行っている影響でタートルネックと名のつく服でもなんちゃってタートルネックみたいな首の長さしかないのがにくい。

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ヨドバシにカメラを見に行った。憧れの富士フイルムのコーナーに向かったらレンズが軒並み大きくて、思わず「でかっ!」と呟いてしまった。よく見なかったが性能がいいズームレンズが並んでいたのかもしれない。高級なズームレンズは大きい。APS-Cのカメラレンズでこれだけ大きいと、フルサイズはどうなってしまうのか?(キヤノンニコンのコーナーももちろん通り過ぎたがちゃんと見なかったのだ)
といって、どうせ富士フイルムもフルサイズも予算的に手が届かないので本当に見に行ってみただけだった。

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全然眠くないが寝なければならない。