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不在

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荒川洋治編『昭和の名短篇』を半分くらい読んだ。名短篇と銘打たれているだけあって、どれもしみじみと感心させられる。感心させられるなんて言うと偉そうだが、「面白い!」とは違う感情、良さが体にじんわり染み渡っていくような印象を受けるのである。中でも高見順「草のいのちを」、小林勝「軍用露語教程」、佐多稲子「水」がよかった。とりわけ「軍用露語教程」は痛切な物語で、非情な戦時下で一瞬心と心が通うかに思われた士官候補生の少年と露語教官の人間性を戦争が轢き潰していく。少年にとって教官は希望を与えながら残酷にも奪い去った不可解な男だったろうが、恐らく彼は特攻を運命づけられた若者に希望を与えることに耐えられなかったのではないかと思って胸が詰まった。

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『思考の技法』をがっつり読み終えて疲れた。面白い本だったが、それはそれとして理屈ではない話なおかつ翻訳ではない日本語によって書かれた本が読みたくなったので色々読んでいる。

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そもそも今年出たデジタル一眼レフの新製品がペンタックスのKFだけらしいと知ってたまげた。なんだかんだ言って、キヤノンもニコンもプロ/ハイアマ向けのミドルハイ〜ハイエンド一眼レフは作っているものと思っていたから。まあハイエンド機はそうそうモデルチェンジするものでもないのかもしれないが……。本当にミラーレス化が進んでいるんだなあ。

赤城耕一の「アカギカメラ」 第60回:一年の終わりに一眼レフ。今年唯一の新機種「PENTAX KF」 - デジカメ Watch
https://dc.watch.impress.co.jp/docs/colu...

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ペンタックス(リコー)が今の時代にフィルムカメラ! なんとまあ。これは応援したい。買える値段なら買って応援したいが……。

PENTAXブランドにて”フィルムカメラプロジェクト “開始~カメラファンの皆さんとの共創を目指して~|RICOH IMAGING
https://news.ricoh-imaging.co.jp/rim_inf...

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長らく寝かせていたセンチュリー#3776の細字にブルーブラックのカートリッジを入れる。コンバーターにボトルインクの方がコスパはいいがカートリッジの方が長く書けるし、頻繁に補充するほどは使わないのでカートリッジがちょうどいい。しかしペン先がうんともすんとも言わず、インクを出すために流水に晒したり水に浸したり固いカートリッジの腹を押したりと大変だった。一応洗ってあったとはいえ保管期間が長かったからペン先がおかしくなってしまったのかとすら思った。だがさんざんカートリッジからインクを押し出してやって、ペン芯に滲み出たインクを流水でペン先まで行き渡らせてやったらやっと使えるようになった。
一度インクが出ると、さらさらというかすらりすらりと書ける。同じ#3776の極細より字幅が細いしインクの色も薄い気がするが、この細字の個体のフローが渋いのか、プラチナのブルーブラックは使い始めは薄めの青だから時間的なものなのか、それとも極細に入れている松露(色彩雫)は割合どばどば出るタイプのインクだから極細のフローが良すぎるのか、現時点では判断できない。とはいえもともと専門中古店で買ったものであるし、機会を作ってペンクリニックで見てもらうのはありかもしれない。

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「裸族のお立ち台TWIN」とWestern DigitalのWD20EZBX(2TB、7200rpm)でMacbook Airのデータバックアップ。Time Machineはバックアップ時のMacの状態をそのまま保存する感じで復元時もMacがないといけないので、それとは別に各種ファイルのバックアップを保持しておく用。MacでもWinでも使えるようにexFATでフォーマットし、データを移動……させようとしたらMacが強制終了してひやひやした。再起動後は特に問題なくコピー完了。20GBほどのデータを動かしたが5分もかからない印象だった。さて、せっかくお立ち台がTWINなので、HDDをもう1台用意したいのだが……。

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昨夜はいつもよりは早い時間に布団に入った。しかし早朝というより真夜中に近い時間に目が覚めてしまい、なかなか寝つけず、読みさしの軽い本を読み終わり、『幻視の系譜』から三編も読んでしまった。

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四六判のブックカバーはぜひとも欲しいなあ。

国書刊行会創業50周年フェア情報 | 国書刊行会創業50周年
https://www.kokusho.co.jp/50th/fair

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国書刊行会50周年フェアの開催店が新宿の紀伊國屋書店本店のみという状態から一向に増えないので(これから増えていくはずだが)、記念小冊子のために新宿まで行くか悩む。新宿は人が多いし何よりなんだか怖い感じがして好きではない。

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hontoでデ・ラ・メアの『アリスの教母さま』(1〜3日で出荷)を注文したら、「サイト上の表示とは違って品切れだったので入荷にお時間をいただきます」という旨のメールが来た。別に急ぎではないので買えるなら遅れてもいいのだが、今サイトを見ても出荷までの日数は「1〜3日」のままになっている。いいのかそれで。

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「手帳 何を書く」で検索しようかと思うぐらい手帳に縁のない生活。

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最近のジャンプのアンデラが熱い。スピード感も相変わらずすごい。

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とても忙しかったがそれなりに乗り切ったので充実感がある。

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「淡々と」の淡の字に炎が含まれているのはよく考えると面白い。

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本棚を少しずつ埋めていく作業。前後二列に本を並べられる、それはそれはしっかりした本棚を買ったのだが、やみくもに本を詰めればいいわけではないので整理にはまだまだ時間がかかる(という言い訳)。

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一時期カメラにハマっていたので、ニコン、ペンタックス、リコー、オリンパス、パナソニック、ソニー、このあたりのミラーレスや一眼レフは持っていたことがある(リコーGXRはミラーレス扱いにしておく)。ただキヤノンのカメラはどうだったか……何かしら持っていた気もするが覚えていない。富士フイルムは買ったことがない。
とはいえ昔の話でほぼ手放してしまって、当時持っていたカメラで手元にあるのはリコーのコンデジGR Digital IVと初代GRだけ。GRは本当に良い。しかし問題はカメラを持ち歩いて写真を撮るという習慣がないこと……。

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パナソニックがマイクロフォーサーズとは別にフルサイズのミラーレスを作っていたと知ってびっくりした。しかし前にも一度知って一度びっくりした記憶があるようなないような……? モノとしてはよさそうだが、フルサイズを買うならやっぱりキヤノンかニコン(ソニーのミラーレスは悪くはないが手に馴染まなかった)、もしくはAPS-Cに落として所有欲を満たしてくれそうな富士フイルムという感じなんだよなあ。富士フイルムのカメラはかっこいい。

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次にhontoからクーポンが来たら買い物をしようと思っていた。5%オフクーポンが来た。さあ買おう。

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The Callisto Protocolの、初めは単に「脱出」が目的だったのだが行く先々でトラブルに見舞われているうちに真相に近づいていき気がつくと危機や陰謀の核心に直面しているシナリオって、見覚えがあるなと思ったがマンネリやパクリではなくホラーゲームとしての様式美なのだろう。(もちろんDead Spaceは意識しているだろうが)

「脱出するぞ!」→「脱出するにはAに行ってαをするためにまずはBに行ってβをしなければ!」→Bには来たが問題発生でCにも行かなければならなくなる、またはBに行くためにまずCに行かなければならなくなる→Cには来たが……以下略→を繰り返しているうちに主人公は望まずして事態の核心に迫っていく
という構造。
当初の目的こそ「脱出」ではないがThe Last of Us Part Iも同様の構造だ。ホラーゲームの一つの王道なのかな。巻き込まれ型の主人公を動かすにはこういう形がやりやすいのだろう。TRPGのホラーシナリオに流用できるかというと(とつい考えてしまう)、流用できなくはないだろうがTRPGなら初めからPCに強めのモチベーションを持たせていた方がいいんだよな。目的地につくたびにトラブルが起きて目標達成が先延ばしになるのは、プレイヤーに徒労を感じさせてしまう可能性もある。というかこの構造はレールを進むアトラクションみたいなものなので、自由度が必要とされるTRPG向きではないのかもしれない。しかし登場人物の一人として映画的な体験をしたいという需要には応えられるだろうか……。考えるときりがない。

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順序が逆な気もするがThe Callisto Protocolのプレイ動画を見始めた。実際見てみると、それなりにボリュームはありそうに見える。こういう線形構造の大作ホラーゲーム(大作ホラーゲームはだいたい線形かもしれない)の適正プレイ時間ってどのくらいなのだろう。それにしても難しそう。