不在
2022-09-01
2022-09-01
文庫化前の原本が1982年出版なので、恐らく日本がいまだ世界のトップランナーだった頃(あるいはトップランナーに仲間入り間近だった頃? とにかくバブル到来前の日本経済がまだまだ上向きだった頃)であることを踏まえた文章が端々にあり、今読むと虚しいというか寂しいというか隔世の感があった。
2022-09-01
2022-08-30
そういえば『日本語類義表現の文法(上)』を、一応礼儀として最初から読んでいたのが止まっていたので、こっちに戻ってみるかな。
2022-08-29
これらテクノロジーは問題の原因を解決することなく問題を消し去るために利用されかねず、人類は問題そのものと向かい合うべきだというのが著者の主張。どう見ても人類の倫理観が技術の進歩に追いついていない現状を見ると、この主張は正しいように思う。
本書に登場する新しいテクノロジーの産物の恐らく半分ぐらいが現段階では大言壮語に過ぎないのは意外だったが(培養肉や自殺マシンの話なんてほとんど詐欺である)、誰がいつ実現させるにせよ、これらが実用可能なものとして社会に登場する時は必ず来るだろう。(その事実について何を言えばいいのかはよくわからない。)
本題とは少し離れた感想だと、『あなたが消された未来』で書かれていたことだが、テクノロジー開発がビジネスと直結しているのは非常に危険なのだとつくづく感じた。ビジネスにおいては「売れるかどうか」「金を調達できるかどうか」が何よりも大事であり、テクノロジーがもたらす「素晴らしい世界」に不都合な事物(出生前診断によって「生まれてくるべきでない」とされる障害や病気の当事者たち、「商品」として自らの子宮を提供する代理母本人たち)は宣伝から巧妙に排除される。倫理的な議論を置き去りにして、本来ならば慎重に扱われるべき分野の開拓がどんどん進められてしまう。そしてこれは『考えるあなたのための倫理入門』を読んだから思うことだが、本当は、相対主義と冷笑主義のはびこる現代にこそ普遍的な道徳について真剣な議論が行われなければならないのだろう。
2022-08-29
しかし、倫理的にはそのような態度は是認しがたいものである。自分に子孫がいようがいまいが、今生きている、そしてこれから生まれてくる全ての人のために少しでも現実と現在を良くしようとすることが善というものだろう。その点についてどうすべきかたまに考える。
2022-08-29
私は悲観主義者ではあるけれども、実際のところ、今のこの世界のどこに人類の未来に対して楽観的でいられる材料があるというのか? 今後、気候変動や環境の変化によって地球の大部分が居住困難な場所になったとしても、恐らく人類全てが絶滅するところまでは行かないだろう(全面的な核戦争が起きたら別かもしれないが)。しかし絶滅こそしなくとも、人間はますます狭量になり、狭い価値観に閉じこもり、気に入らない相手には正義を振りかざし、これまで以上にお互いを傷つけ合い苦しみを増やしていくだろう。そうならないと考える理由、まだ希望はあると考える理由はないように思える。
2022-08-29
『セックスロボットと人造肉』もやはりそういった構造的な問題に触れているようだ。最新のテクノロジーについて批判的に考える時、そこを見過ごすわけにはいかないのだろう。
2022-08-29
2022-08-29
2022-08-29
2022-08-29
ゲームの楽しさは「なんでこんなことやってるんだろう?」と思った瞬間に終わる。残念ながら、ローグライクは私の心がその瞬間に至るまでの時間を加速度的に速めてしまう。ローグライクと形容されるゲームはもう買わないようにしよう。私はローグライクが嫌いだ。
その一方で、遊ぶこと、体験すること自体の楽しさが長く続いたゲームもあり、自分にとって両者の違いはどのあたりにあるのだろうか。
2022-08-29
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レベル上げ等の単純作業に時間を使うのも、ゲーム内の時間の流れという観点から見れば変にはなるのだけども、サブクエストという形だと依頼人とのやりとりやお使い先でのイベントが発生するのでなおさら「ゲーム内世界の時間そのものはちゃんと流れている感じ」がして、メインストーリーとサブクエスト時空(?)の時間の流れの食い違いが気になる。
かといって、サブクエストにうつつを抜かしていたらメインストーリーが時間制限で分岐してしまうようなゲームを遊びたいわけではないが……。