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不在

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しかしもちろん、読んでハッとなった詩がないわけではない。確か、もともと別の誰かの本(荒川洋治のエッセイででもあったかもしれないが定かではない)で目にして、ハッとなって元の本を買い求めたのが飯島耕一の『ゴヤのファースト・ネームは』で、この詩集の表題作が当時の私の胸に来たのだった。今読んでも、ぐっと来る。序盤だけ引用。

 何にもつよい興味をもたないことは
 不幸なことだ
 ただ自らの内部を
 眼を閉じて のぞきこんでいる。

 何にも興味をもたなかったきみが
 ある日
 ゴヤのファースト・ネームが知りたくて
 隣の部屋まで駈けていた。

(飯島耕一『ゴヤのファースト・ネームは』青土社)

なんかわからないがここを読むと泣いてしまう。

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詩集や歌集や句集や写真集って、買ってみても例えば誰かがエッセイに書きそうな具合に「その詩が(または句や写真が)私の心を貫いたのだ」なんてことはほぼないし、「へえー」という感じでさらっと読んでしまうので自分にはもったいないなとあまり手を出していないのだけども、しかし「あっこれはちょっといいな」みたいなものが少しずつ積み重なって人生になっていくのかもしれないし、ある時突然「あの詩(または句や写真)を今、見たい!」と思うのかもしれないし、とにかく何か引っかかったなら積んでいくのがいいのかもとも思う。

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『ゴアグラインド・ガイドブック』、買うぞと思っていたがなんとなく予約という気分でもないうちに発売日になってしまった。今はあまりそういう気分ではないが、買わずに絶版になったら後で悔やみそうだし、買っておくか……?

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「ねこ」という単語は、丸っこくて、見ただけでなんだかほっこりとした気持ちになるので良い。

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どうするかな〜ということを考え続けて夜ふかししてしまう日が続いているのでそろそろ決着をつけたい。

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「バカじゃないのか」と言ったって、今回の対象の一人一人に「あなたはバカなんじゃないですか」と言いたいわけではない。一人一人の個人ではなくその品性、その感覚の最大公約数的なものに「バカじゃなかろか」と思うのだった。(もちろん個人に対して思うこともある)

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大阪淀川のクジラ、どうやら弱っていて死を待つのみらしい生き物に淀ちゃんとか名前をつけてバカじゃないのかと思っていた。自然の環境を生き抜けなかったらしく死ぬしかないクジラに子供が「がんばれ」と声をかけるのは、まだ道理がわかっていないのでしょうがないけれども、いい大人が淀ちゃんとか呼ぶものじゃない。なんといっても途中からはどう見たって死にゆくのみだったのだから。

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庄野潤三の『エイヴォン記』をちびちび読み進める。

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インディーズで評判のいいゲームは意外にもSwitchにどんどん移植されるから、ゲーミングPCを買わずにPCゲームの中小タイトルを楽しみたい(そして別に発売直後に遊べなくてもいい)なら、PSよりSwitchなんだよな……。大作タイトルならゲーミングPCかPSかXboxを買うしかないが。

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たぶんPS5も必要か不要かでいうと不要だったのだが(そこそこのスペックのゲーミングノートがあるので)、サイレントヒル2リメイクのPS5版が出てからPC版が出るまでの一年間、いつも見ているゲーム実況者が「穴を落ち続けた先に…… 【SILENT HILL 2】 #6」とかのタイトルのプレイ動画を上げ続ける状況をただ座して見ていることは絶対にできないし、もし先日PS5を買っていなかったとしても今年中にはPS5の供給が潤沢になってくるらしいのでサイレントヒル2リメイクが出たタイミングで買ってしまっていただろう。

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昔はともかく、もしかして現在/今後の自分の人生にゲームは必要ないのでは? とふと思ってしまった。でもReturn of the Obra Dinnや還願みたいなことがあるからゲームに対するチャンネルを閉ざしたくはないな……。別に「趣味はゲームです」と言い切れる人だけがゲームをするべきだ、ということもないのだし。

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特に何事もないのだが落ち着かない。

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考え事に沈む。

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サイレントヒル2のLeaveエンドで、ジェイムズがローラとともに霧の中を歩いて舞台から遠ざかっていく終わりというか構図(物語としての構図ではなくカメラの撮り方、絵)が好きで、それを意識して書いたシナリオがあった。

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「サイレントヒル」の未来はどうなるのか、なぜ「1」ではなく「2」のリメイクなのか、当時のことも振り返る『SILENT HILL 2』開発者インタビュー
https://jp.ign.com/silent-hill-2-remake/...

>あえて主人公が……まあオフィシャルのエンディングではないんですけど「自殺をする」という、あまり当時のビデオゲームで見られない表現を取り入れたというものがありましたね。

In Waterは「オフィシャルのエンディング」ではなかったのか……。じゃあどれが正史なんだろう。ジェイムスの話としてはLeaveが綺麗な終わり、ホラーとしてはMariaやRebirthがそれらしい。しかしサイレントヒル2は2で独立しているので、そもそも正史がない可能性もあるか。

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積んでいたマッケン『怪奇クラブ』を読む。去年の復刊・新カバー版。旧版を持っているのだが昔の文庫だけに字が小さい……と喜んで復刊版を手に取ったら字は小さいままだったという一冊。どちらにしろ買っただろうが(事実買った)。

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カメラのことを調べていた。ちょっと昔(?)ですら高いカメラはISO5万だとかなんだとかに対応していたので(実用できるレベルかはともかく)、今のカメラはもっと高感度に強いのかと思ったら、高画素は高感度と相性が悪くなかなか高画質で夜にも強いという都合のいい話はないようだった。

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いただきもののお菓子をぽりぽり食べる。

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ぼーっとした気分。

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だいぶ昔に音楽プレイヤーに入れてあったらしいWaltz for Debbyを聞いてみる。このあたりのジャズ(モダンジャズというらしい)になると、この曲はいいとか好きとかより先に「カフェで流れてそうな曲だ!」という感想が来てしまう。そして事実、どこかの喫茶店で聞いたことがあるのだと思う。肝心のWaltz for Debbyの方は聞いているうちに眠りこけてしまい、よくわからなかった。