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不在

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『文豪ノ怪談 ジュニア・セレクション 死』から川端康成「不死」を読んでいた。川端康成なんて大文豪に縁はないと思っていたがこないだも『川端康成異相短篇集』をぺらぺらめくっていたのだった。気味の悪いいやな小説を書く人だ(もちろんよろしい)。こんな作家だったのか。

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うーん、色々手を出すなら哲学・思想の古典も知っておいた方がいいな……。すべての礎となったギリシャ哲学(ソクラテス、プラトン、アリストテレス)、あとやっぱりカント、そのへんかなあ。

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とりあえず
・言語学(今読み中)
・精神病理学(前に『症例でわかる精神病理学』を読んで面白かった)
・言語哲学(ライカン『言語哲学』がよくわからなかったのでちゃんと入門)
・物語論(『ストーリーとディスコース』が面白い)
あたりはもう少し追いたいところ。あとホラー評論も仕入れたので読む。

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『ことばの本質に迫る理論言語学』。「『親の顔がみてみたい』といわれて親の写真をみせてはいけないのはなぜか?」(2.13)という題を見た時は、それは文法の問題というより話し手の意図の問題なのではと素人考えを抱いたが、メトニミー(換喩)、つまり比喩という言語学上の概念によって説明されていて納得した。「親の顔が見てみたい」という表現は比喩であり、実際には「親の顔を見たい」ではなく別のことを意味しているので以下略……というわけ。
と書いてみると当たり前みたいだが、真面目に「そういえばなんで親の写真を見せてはいけないのだろう?」と考えると面白い。

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次は『日本語類義表現の文法』に行ってみる。多分通読はしないが……。『ストーリーとディスコース』もあと少しだし(読み終えるのが惜しいので先延ばしにしているのもある)、『法哲学入門』も前置きが終わって面白くなってきたし、どれかちゃんと読み終えないと頭がこんがらがりそう。

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『ことばの本質に迫る理論言語学』をとりあえず読み終えた。わからないなりに結構面白く読んだが、第4章「生成文法」はあまりにも専門的すぎて全く意味がわからず、読み飛ばしてしまった。(そもそも専門書なので専門的なのは当然)

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ちょっとした足として自転車が欲しい、そろそろ髪を切らなければならない、エトセトラエトセトラ、といった一つ一つはまあまあの出費である物事を合計すると結構な金額になってしまう。

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蒸し暑い。

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「様々な思想・理論・議論の礎となっているので触れておいた方がいい著者一覧」をメモしておきたい。例えば哲学分野ならカントとか。その時はあとでチェックしようと思っても忘れてしまう。

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頭が痛かったせいだと思うがものすごく変な夢を見た。

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ゲームにおける「試行錯誤で繰り返し同じことにチャレンジする」という行為が苦手っぽい。

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あら霧と思ったら玄関の前で花火をやっていた。

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箸休めに、Kindleで講談社学術文庫が安かった時に買った『法哲学入門』を読み始めた。「法哲学とは……」という前置きの章が長くてなかなか本題に入らないのでやきもきする。

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どうも、好きな怪奇短編ベスト10を挙げるとしたら、「停車場の少女」は絶対に入るようだ。あとはデ・ラ・メアの「なぞ」も……。他はなんだろう。こういうことを考えるたびに、これが私のベストですと言えるほど好きな作品とは、と考えてしまう。
あとはそう、「ポドロ島」も入るかな。どうも曖昧な話が好きらしいな。

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岡本綺堂の怪談は基本的には古き良きという感じで(ベタベタな因縁話のように見えて意外と真実ははっきりしない話が多いのだが)、基本的にはそんなに怖くないのだけども、「停車場の少女」は湯河原や箱根旅行に行く友人にでも贈ってあげたら大変嫌がられると思う。

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岡本綺堂の「停車場の少女」は、(綺堂の怪談には珍しく?)怪異にまつわる因縁が全くわからない話で、それもあって怖い一編だと思う。謎めいた短編で、語り手とその亡き友人……二人の少女の間には、何か語り手が隠している、または無意識に記憶の底に葬ってしまった心情の機微があったのではないかと邪推したくなる。

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『ゴースト・ストーリー傑作選』収録のシャーロット・パーキンズ・ギルマン(あの「黄色い壁紙」を書いた人)の「藤の大樹」は、真相(怪異?の出どころ)だけ見れば「閉ざされた部屋」と同じ……というかもはや怪談の定番みたいな背景なので同じも何もないのだが、とにかくそんなベタな話でも調理次第でまっとうな怪奇小説(「閉ざされた部屋」)にも、嫌な味の短編(「藤の大樹」)にもなるんだなということ。

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『怪奇小説の世紀』第2巻に載っているE・F・ベンスンの「閉ざされた部屋」を読んだ。話としてはベタだが、ベンスンやはり好き。真相もまあベタなんだけども、真相(結末)に至るまでの「何か嫌」な雰囲気の高まり(導入)、だんだんと近づいてくる怪異の気配(中間)、そしてついにはっきりと目撃される怪異(クライマックス)、といったあたりの盛り上げ方がうまくて面白い。比べるとM・R・ジェイムズはもうちょい派手なのかな。

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ポスト・ブラックメタルはブラックメタルの後、つまりブラックメタルの流れを汲みつつブラックメタルではなくなった音楽ということで、ガイドブックを買ってみるのはありかもしれない。

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『デプレッシヴ・スイサイダル・ブラックメタル・ガイドブック』は、予想して然るべしだったのだが、自傷写真(多分本物)をジャケットに使っているアルバムがあったり、コラムで自傷特集のページ(写真つき)があったり、ゴアグラインドのグロ写真ジャケットほどではないが、直視するとウエッとなってしまう部分があった。本文モノクロが救い。