RSSフィード

不在

edit

正宗白鳥の好きなところは、ニヒリストでありながら病を得て亡くなるまで八十年余りを生きたこと、ニヒリズムを唱えてさっさと死ぬのは簡単だけれど、深い虚無感を抱えつつも老年まで生き抜いたところがすごい、偉いと思うのだった。

edit

確か正宗白鳥は泉鏡花を評価していなかったのを全集のどこかで読んだ記憶がある(具体的などれかの作品について書いていたのだったかもしれない)。徹底したリアリストの正宗白鳥からしたら幻視者・泉鏡花の作品は受け入れがたいだろう、それはそうだろうと、私は正宗白鳥も泉鏡花も結構好きだが残念にも思わなかった。

edit

今でこそ怪奇幻想の知識をわずかなりとも付けたので泉鏡花が怪奇幻想文学界に絢爛と輝く星であることを承知しているけれども、昔は泉鏡花→純文学→むずかしいんだろうなあ、という知識以前の幼い認識だったので、「高野聖」はタイトルからして何か小難しい地味な話なんだろうと思っていた。とんでもない、山奥に住まう妖しくも美しい女人に自分だけは特別扱いされちゃうという、俗っぽく書けばこういう筋で地味どころではなかった。幻想文学とは舞台や物語の筋そのものが肝要なのではなく、語りによって異界を現出せしめるその語りこそが精髄なのであろうと痛感するのであった。

edit

「草迷宮」は序盤で主人公じゃない人?が峠?を登っていて茶屋?でなんか話を聞き始める?んだっけ? という、何を読んでいるんだかわからないのが大変とっつきづらかったという曖昧な記憶。語り手の「私」(≠主人公)がたまたま出会った人物(主人公)から奇妙な話を聞く……という怪談の王道的な導入で導入それ自体がすぱっと終わる「高野聖」の方が入りやすかった。

edit

新潮文庫の『外科室・天守物語』より「化鳥」を読む。たまに泉鏡花の短編を読むたびに「えーいいじゃーん」と思っている気がするが今日も思った。確かに文体はとっつきづらいんだけども、強い苦手意識を持つほどではなかった。初めの頃に読んだ「草迷宮」がもしかして泉鏡花初心者向きじゃなかったのでは……。

edit

Ankerの「絡まないUSBケーブル」が大変使いよいので、ブラックフライデーセールに乗じて買い足そうかと思ったが、1本1000円以上する。必要なら買うしかないが、今度の場合は必要というほどではなくあったら便利だなあという程度なので、1000円以上出すのは贅沢である気がして躊躇する。

edit

MGS移植(?)版の、ゲーム内容ではなく移植内容の評判を聞くと戦々恐々としてしまうが……。開発元の良心と覚悟を信じるしかない。サイレントヒル2のリメイクって、それこそメタルギアソリッド初代を現代の技術でリメイクしてくださいみたいな仕事だしな。開発に当たる人々の覚悟は並々ならぬものであろうと想像される。

edit

同じことを報じたニュースだがこっちは前向きな話に見える。せめて発売日だけでも発表してもらえたら……。(あとで発売延期してもええから)

リメイク版『SILENT HILL 2』制作快調!近いうちにコナミから詳細の発表も? | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト
https://www.gamespark.jp/article/2023/11...

edit

サイレントヒル2の続報も来ないし本当にPS5売ったろうかな……と悶々としていたら微妙な続報?が来てしまった。情報公開の権限はこっちにはないからこっちに文句言われても困るみたいな感じかな……。

『SILENT HILL 2(サイレントヒル2)』リメイク版について、開発元が「新情報はコナミから出る」と強調。開発はスムーズでスケジュール通り - AUTOMATON
https://automaton-media.com/articles/new...

edit

今までずっとBig SurでがんばっていたMacbook AirをVenturaにアップデートした。OSアップデートを渋っていたのがアホらしくなるぐらいあっさりとつつがなく終わった。

edit

問題は、飽き性の自分がブログだかWeb日記だかを続けられるのかということで、まず間違いなく続けられないのだが、それについては奇策がある。しかしどんな策があろうがとにかく始めないことにはしょうがないのであった。

edit

文章を書くための端末といえばポメラ、と思いついたが、なかなか、なかなかのお値段なので、考慮外とせざるを得なかった。というか昔、初代かその次ぐらいの古い古いポメラを持っていたのだけども、ほとんど使わなかった気がする。だいぶ前に部屋から発掘したら加水分解でべたべたになってしまっていて、仕方なく捨てた。

edit

近頃、ここに短文を書き散らすのももったいないというかもったいないということはないのだが、読んだ本についてはもう少しまとめて文章にしておきたいような気もして、ブログでも始めるかと思ったものの思ったきりで腰を上げていない。今、ブログ(的なもの)を始めるならはてなブログかnoteだと思うが、コミュニティ機能がいらないしいいねとかアクセス数とかフォロワーとか全て不要なのでこの二つは使わない。

edit

ねむ死。

edit

ぶらぶら歩き用に28mmのレンズが欲しくなる。しかしもともと広角レンズはあんまり好きじゃない。便利ズームを持っているしそれでいい気がしなくもない。

edit

ちょうど「阿佐ヶ谷会」の一員だった浅見淵の著作集を読んでいるので、阿佐ヶ谷から新刊書店がなくなるというニュースには胸が寂しくなるものがある。

edit

Amazonプライムビデオを覗いたら「三十四丁目の奇蹟」があり、つい途中まで見てしまう。開始10分ぐらいで主要登場人物の事情や今後の展開の伏線を無理なく呈示しており、映画という芸術はつくづくよくできたもんじゃわいと感心する。

edit

モンベルのインナー(ジオラインという素材の中厚手)購入。無印のあったか綿から着替えてみる。こ、これは……暖かい! 聞いていた通り、着た瞬間から暖かい。腕が長いので袖は短めに感じる。まあ長すぎて服の下からちょろっと見えてしまうよりはいいかも。

edit

みすず書房といえば、『おしゃべりな脳の研究』はKindle版を購入したがかなり気に入ったので、紙の本で欲しいと思っていたのを思い出した。

edit

みすず書房の本としては買える範囲の値段なので気になる。

私たちはいつから「孤独」になったのか | みすず書房
https://www.msz.co.jp/book/detail/09655