不在
2023-04-14
「歴史を変えてめでたしめでたしで済みますか」というのは、実はクロノ・トリガーの底流にあるテーマのような気がする。クロノ・トリガー自体はめでたしめでたしで終わるものの、その問いがクロノ・クロスに持ち越されたのではないだろうか。クロノ・クロスはちゃんとプレイしたことがないから想像だけども。まあクロノ・トリガーでも「ロボはどうなっちゃうの」みたいな難しい問いがあったしねえ。
2023-04-14
個人的には、「歴史の改変」は不可能で、過去に干渉して「現在」が変わったように見えてもそれは新たなパラレルワールドが生まれたということに過ぎず、改変前の歴史もパラレルワールドとして存在し続けるのだと思う。しかし、そうすると、歴史を変えて「新しい現在」に戻ってきた(?)人は元の歴史からは立ち去ったことになるのだろうか?
2023-04-14
クロノ・トリガーの、過去に戻ってルッカのお母さんを助けられるかもしれないイベント、当時は子供だったから「LALA」でも「ララ」になることに気づかず、何度も「RARA」と入力して「なんでー!?」と言いながら時間切れになった思い出がある。その後の展開は地味にトラウマだった。確か悲鳴が怖かったような……。でも、助けられなくてもお母さんが死ぬわけじゃないが……。今思うと、助けたって決してめでたしめでたしじゃない。歴史が変わってしまうんだよなあ。変えられる前の歴史、世界、その歴史を生きていた人たちはどうなってしまうんだろう? 過去を変えるとはどういうことなのか(ぶっちゃけた話、それは作品ごとの設定によるとしか言いようがないが)。ドラえもんのどれかの話(魔界大冒険だっけ?)に、のび太が「でもここで自分たちがもしもボックスで元の世界に戻ったら、こっちのしずかちゃんたちはどうなるんだろう?」と疑問を抱き、ドラえもんが「こっちはこっちでパラレルワールドとして続いていくんだよ」と答えるようなくだりがなかっただろうか?(検索したら、やはり魔界大冒険で、答えたのはドラミちゃんだった)
2023-04-14
人間存在そのものが悪である。やはり外部からの処置によって人間の根源的な暴力性を消去するしかないのでは……(リベリオンやんけ)と考えていたらテッド・チャンの「顔の美醜について」を思い出した。「美醜を判断できなくなる処置を行うことが可能になった時代」を描いていたことは覚えているがあれどういう話でどんな風に終わるんだっけ……。
2023-04-14
そもそもなぜ「男女」なのか? シチュエーションや書き手の気分によって「女男」と書き分けてもよかったのではないか?(女男という言葉は存在するが、「夫婦」というニュアンスが強いようだ。そして夫婦も「夫婦」であり、「婦夫」という言葉はない)
2023-04-14
何年か前に「世界中の女性が突如として強力なパワーを身に着け、男女の支配関係が逆転した世界」を描いたそのものずばり『パワー』という海外小説があったなと思い出したら、ちょうどというかなんというか、来月文庫版が出るようだ。
パワー :ナオミ・オルダーマン,安原 和見|河出書房新社
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309...
パワー :ナオミ・オルダーマン,安原 和見|河出書房新社
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309...
2023-04-13
最近、国内国外問わず「女性の生きづらさ」をテーマにした本を多く見かけるようになった。どこの国でも女性は生きづらいんだなあと悲しい気持ちになったが、そういうことだけではなく、それだけ女たちが声を上げられるようになった、女だっていよいよ我慢してやんねえぞという流れになってきたということなのか。
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