不在
2023-03-24
2023-03-24
2023-03-24
2023-03-24
2023-03-24
2023-03-24
2023-03-23
私が読んだ中では評論よりむしろ、レムの『完全な真空』『虚数』、エーコ『ウンベルト・エーコの文体練習』、またフランスの文学集団ウリポによる言語遊戯のような創作作品が近い気がするし、これらが好きな人は楽しめるんじゃないかと思う。もちろん事前に『アクロイド殺し』は読んでおいた方がいいが。
2023-03-23
2023-03-23
2023-03-23
2023-03-23
クリスティの多くのミステリでは、真相を読者から隠すために叙述トリックが用いられる(ここで言う叙述トリックとは、大がかりなどんでん返しに限らず、物語の記述のレベルで作者から読者に仕掛けられるトリックのことである)。『春にして君を離れ』では、真相を読者にだけ示すために叙述トリックが用いられる。では真相は誰に対して隠されているのかというと、主人公である。この小説では、主人公が決定的な答え(例えば家族の本心)に辿り着かない程度の描写とほのめかししかなされない。しかし同時に、それらは読者には意味が察せられるように書かれている。畳む
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