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不在

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そこにあるものを見て解釈するのではなく、解釈者の見たいものをそこに見るのであればどのようにだって「読み取る」ことができてしまうじゃないか? と思うのだが。
とはいえ、このようなネガティブな見方は批評文化にとっては恐らくお馴染みのものだろうから、議論や反論はすでにされているだろう。何かそういった本があるか探してみてもいいかもしれない。

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ユリイカ。作品の内容を「○○である」と読み解いているのか、初めに「○○である」という筆者の主張があって作品解釈をその主張に沿わせているだけなのか、よくわからない論考がある。作品批評ってもともとそんなものなのだろうか?

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「ホラーゲームを自分では(怖いから)遊ばないけど、プレイ動画なら見る」という人が一定数いるのと同じで、「ホラー作品を自分では鑑賞しないけど、他の人の感想や解釈なら見る」というのは別に特殊な好みでもなんでもないのでは?
どうもこれが正しそうに思える。そして多分ホラー以外のジャンルや物事についてもある。

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多分、もっと簡単な言い方がある。

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もしかしたら、私が特に好きではない(※「嫌い」とは違う)のは「ホラー作品を鑑賞すること」であって、「ホラージャンル」という抽象的な対象(?)は好きなのかもしれない。(なんて、ホラー好きの集う場で言ったらボコボコに叩かれるだろうから、口が裂けても「ホラーが好きです」とは言えない)

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ユリイカには横山茂雄(稲生平太郎)の文もあって嬉しい気持ちになった。

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ここ二、三年ぐらいでストレスにぐっと弱くなって、「ストレスを与えてくるが面白い」という類のフィクションに耐えられなくなってしまった。それはそういうもので、仕方ない。

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なぜホラーが好きではないかというと(嫌いでもないが)、単純に怖いもの(特に怖い映像や演出)がめちゃくちゃ苦手で、夜中に安眠できないなんて嫌だから……という、限りなく情けない理由。
あとホラーは落ち度のない人や善人やがんばっている人も無慈悲に死んじゃうので悲しい。
さらには、もしかしたら、私がオカルト系の事象を全く信じていないからというのも理由としてはあるのだろうか。でもやはり「怖いから」が一番大きいかな(だが信じていないなら何がなぜ怖いのか?)。そういえば、昔『残穢』を読んだ時、この作者は霊魂の実在を信じていないのではないかと感じたのだがどうなんだろう。
なぜ、そう感じたかというと、あの小説では呪い(穢れ)の仕組みがある意味ではロジカルに明快に説明されているので、これは実際には信じていない人の書き方ではないか、実際に心から信じている人であればこういう考え方にはならないのではないか、と考えたのだったと思う。

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ユリイカ9月号「Jホラーの現在」をぱらぱら読む。最近、自分は別にホラーが好きじゃないなと気づいて、考えてみたらもともと昔から自分がホラー好きだと思ったこともなかった。Jホラーに深い愛を抱える人々の対談を面白く読んで、ますます「自分は別に好きではないな」という自覚が強まり、申し訳ないような気持ちにすらなった。しかしなぜかJホラー特集のユリイカは買ったのだったが……。
ユリイカはガチの批評系の雑誌なので、論じられている内容が高度すぎて(「作品何々を○○批評の観点から読む」みたいなやつ)、「何言うとんねん」という気分になるものもあるがまあそれも面白い。

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何か作りたいような気もするが何年も作り続けていたから惰性でそう思うだけかなという気もする。

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Ghostwire: Tokyoはオープニングで渋谷の生者が全滅させられてしまって登場するのは霊だけだし、ゲーム自体も重苦しい内容ではないので、サブクエストではみんなありがとうありがとう言いながら気持ちよく成仏してくれるので良い。

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ずっとGhostwire: Tokyoをやっていた……。
Steamは特定のタグがついたゲームを非表示にできるそうなのでローグライク系のタグを登録した。

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それなりに寝たはずだが眠い。

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『メンタルヘルス時代の精神医学入門』を読んでいる。統合失調症について、「現在では、統合失調症は生物学的には異質な集団であり、すべてを包括的に説明できるような客観的要素は見出せないという意見が一般的である」(p59)とあり、またどうやら特定の原因遺伝子があるものではないらしいという話になってきているそうで、そうなのかーと思う。

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体が熱い、熱があるかも、具合が悪い! と思って体温を測ったら平熱+0.1℃で、エアコンをよく効かせて頭の下に氷枕を置いたらスーッと具合の悪さが消えていった。暑さのせい。

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万年筆の水漬けは終わったが乾燥させないといけない。

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メインストーリーでは急いでどこそこに行かねばならないことになっているのに、道中でたくさんサブクエストをこなしてゲーム内時間に矛盾を生じさせてしまえるのは、サブクエストが豊富な、または自由度の高いゲームの構造的欠陥と言えなくもないだろうか。
レベル上げ等の単純作業に時間を使うのも、ゲーム内の時間の流れという観点から見れば変にはなるのだけども、サブクエストという形だと依頼人とのやりとりやお使い先でのイベントが発生するのでなおさら「ゲーム内世界の時間そのものはちゃんと流れている感じ」がして、メインストーリーとサブクエスト時空(?)の時間の流れの食い違いが気になる。
かといって、サブクエストにうつつを抜かしていたらメインストーリーが時間制限で分岐してしまうようなゲームを遊びたいわけではないが……。

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スキマ時間にちびちび読んでいた『法哲学入門』を読了。法哲学という学問の周りをぐるぐる回って歩くような本だった。法哲学が説明しづらい学問だということはわかった。
文庫化前の原本が1982年出版なので、恐らく日本がいまだ世界のトップランナーだった頃(あるいはトップランナーに仲間入り間近だった頃? とにかくバブル到来前の日本経済がまだまだ上向きだった頃)であることを踏まえた文章が端々にあり、今読むと虚しいというか寂しいというか隔世の感があった。

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私が数年〜数十年先のテクノロジーのもたらす害についてぼやぼや考えている間に、今この現実においてお絵かきAIが大変な問題になっていたようだった。実際、絵描きさんにとっては(趣味であろうと仕事であろうと)死活問題で、私は全く絵を描かないので想像しかできないが、自分の絵や画風がどこかで勝手に学習されてどこかで勝手に「自分風」の絵が生成されるかもしれない、しかもそのことについて自分は何の権利も権限も持たない、なんて事態は耐えられそうにない。これからどうなるんだろう。

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万年筆のインクが切れそうだったので、気分転換にインク替えをしようと思って本体とコンバーターを洗浄した。染料系インクのためただの水。水に浸けたのを明日取り出す。