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不在

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SCRAPのオンライン脱出やオンライン謎解きのドラマ・演出部分はだいたいコミカル&軽快である。死や殺人といった要素が登場する時でもそうで、全体に本格的なドラマというよりは「お芝居」っぽさがある。登場する要素がたいていシリアスでダークだからこそ、全体のトーンを陰惨にしすぎない、ひいてはゲームの間口を広げるという意味であのコミカルさは有用なのだろう。しかし個人的には(好みの部分も大きいが)もっとシリアスにやってくれてもいいのにと思っており、その点で、先日遊んだ「DETECTIVE X CASE FILE #1 御仏の殺人」はプロの小説家が執筆しているだけあって素晴らしい出来だった。(とはいえ、全てのオンライン脱出/謎解きがこのトーンだったらやっぱり疲れちゃうだろうから、ときどきでいいかもしれない。)

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SCRAPのDETECTIVE X CASE FILEという謎解きゲームを遊んだ。SCRAPお得意のパズルよりこういう資料読み込み&推理系の方が好きだし、恐らく(パズルよりは)得意だと思う。さすがプロ作家が書いているだけあってよくできていた。謎解き甲斐があり面白かった。

SCRAP犯罪捜査ゲーム|DETECTIVE X CASE FILE #1『御仏の殺人』
https://www.scrapmagazine.com/detectivex...

ネタバレにはならないと思うので書くが、こういうゲームを遊ぶ時は、素直に与えられた枠組みの中で解決するタイプなのか……つまり今回のゲームで言うと「六人の容疑者の中に犯人がいる」という前提情報通りの真相になるのか、それともちゃぶ台返しや叙述トリックをかましてくるタイプなのか……つまり「実は調査者や語り手が犯人である」みたいな真相がありえるのかといったことをまず考えてしまう。