不在
2023-06-21
本当は現代の文学にも目を向けないといけないかなとちょっと思う。でも正直言って、小説の中でまで現代社会の問題なんか見たくない。そういう問題があること自体から目を背けたいわけではないし、「昔はよかった」なんてちっとも思わないが……。
2023-06-21
幼児特有のキャーという甲高い叫び声を聞いて、なんで子供はキャーキャーと高い声を張り上げるのだろうと思った。なんで、というのは迷惑とかやめてほしいという意味ではなく、単純に、なんでだろうという意味。声を出す能力が発達してきたので、思い切り出したくなるのだろうか。
2023-06-17
大きな本屋のカメラ操作本コーナーに、堂々とX-E4入門書が面陳されていた。本体がもうディスコンなのよねぇ……。ディスコンじゃなかったら買ったかもしれない。富士フイルムは独自路線でスナップ写真愛好家にファンが多い印象なんだけども、どこへ向かうのかな……。
2023-06-17
昔ゲムマに出たので、またも次のゲムマの出展者募集開始メールがやってきた。で、今度のゲムマ秋は12月9日、10日開催らしい。それはもはやゲムマ冬ではないのかというのは、みんな思ったのだろう。
2023-06-17
個人的な興味から(まあそれ以外に何があるのかって話だが)、『自閉症 心理学理論と最近の研究成果』という本を買うために大きな書店に行った。てっきり「医学」の棚にあるものだと思っていたら、「人文」の棚の「自閉症」コーナーにあり、その棚には当事者や家族のイラストエッセイのようなライトな本から、当書のようなどちらかといえば専門書寄りの堅い本まで一緒くたに並んでいた。そんなものなのかしらと思った。本は無事に買えた。
自閉症ー心理学理論と最近の研究成果/星和書店
http://www.seiwa-pb.co.jp/search/bo05/bn...
自閉症ー心理学理論と最近の研究成果/星和書店
http://www.seiwa-pb.co.jp/search/bo05/bn...
2023-06-17
サードパーティのアプリも使わずWebからコツコツTwitterをチェックしていたものの、ここ数日急に広告が激増してまともにツイートを追うこともできない。イーロン・マスクからの「こんなSNSにまじになっちゃってどうするの」というメッセージなのだと受け止めてTwitterから離れていきたいと思う。
2023-06-16
検索していたらたまたま見つけたSCPのTale。財団世界ならこういうこともあろうなあ、という情景が描き出されていて良い小品であるなあ。
パパ - SCP財団
http://scp-jp.wikidot.com/daddy
※SCPをたしなんでいない人には何が面白いのか全くわからないと思うので、説明すると、ルーシー・キャンプベル嬢の「パパ」はSCP財団の博士(それなりに高い地位らしい)で、彼は恐らく娘愛しさのあまり財団内部の機密情報を「お話」としてルーシーにメールで伝えてしまっていた。「大きな男の人で、あなたが見ている限り立っていなきゃいけない」はSCP-173、「大きなドラゴンで、とっても怒っててとっても勝つのが難しい」のはSCP-682、「ネックレスをもっていて、そのネックレスでサルに変わる男の人」はSCP-963およびブライト博士だと思われる。
しかし、財団では情報漏洩は極めて重大な規律違反である。情報を外部(娘)に漏らしていることがバレたキャンプベル博士は「終了」され(これは財団用語で、要するに殺されたということ)、漏洩した情報は「全収容」された。さすがに娘まで殺したとは考えづらいので、ルーシー本人および、情報を知った可能性のある周囲の人々には財団の保有する薬剤によって記憶処理が行われたのだろう。(だが、あえて記憶処理とは書かず「全収容」と書いたことで、読者に「もしかしたらルーシーも終了されたのでは……」と想像させる余地を残している)
つまり、普通なら幼い娘と父の愛すべき日常であるところが、父の職場がSCP財団という特殊で冷酷な組織だったばっかりに悲劇と化している、そのことを少女の拙い文章による日記とそれと対比的な事実の報告の羅列によって描き出している、というところにこのTaleの旨味があるわけである。
というのが私の解釈。
パパ - SCP財団
http://scp-jp.wikidot.com/daddy
※SCPをたしなんでいない人には何が面白いのか全くわからないと思うので、説明すると、ルーシー・キャンプベル嬢の「パパ」はSCP財団の博士(それなりに高い地位らしい)で、彼は恐らく娘愛しさのあまり財団内部の機密情報を「お話」としてルーシーにメールで伝えてしまっていた。「大きな男の人で、あなたが見ている限り立っていなきゃいけない」はSCP-173、「大きなドラゴンで、とっても怒っててとっても勝つのが難しい」のはSCP-682、「ネックレスをもっていて、そのネックレスでサルに変わる男の人」はSCP-963およびブライト博士だと思われる。
しかし、財団では情報漏洩は極めて重大な規律違反である。情報を外部(娘)に漏らしていることがバレたキャンプベル博士は「終了」され(これは財団用語で、要するに殺されたということ)、漏洩した情報は「全収容」された。さすがに娘まで殺したとは考えづらいので、ルーシー本人および、情報を知った可能性のある周囲の人々には財団の保有する薬剤によって記憶処理が行われたのだろう。(だが、あえて記憶処理とは書かず「全収容」と書いたことで、読者に「もしかしたらルーシーも終了されたのでは……」と想像させる余地を残している)
つまり、普通なら幼い娘と父の愛すべき日常であるところが、父の職場がSCP財団という特殊で冷酷な組織だったばっかりに悲劇と化している、そのことを少女の拙い文章による日記とそれと対比的な事実の報告の羅列によって描き出している、というところにこのTaleの旨味があるわけである。
というのが私の解釈。